TOUKIN

社長のブログ


昨日の、草刈作業中に邪魔になった木の枝を動かしている時に枝がめがねにぶつかりました。拾い上げると左右ばらばら、やってしまった!作業終了後、会社で似たような部品を探し出して交換修理しました。形状記憶合金NT合金は難しいということが良くわかりました。




電着塗装の仕事の毎日です。めっき加工後の塗装工程になります。色調の確認、表面状態、液の調整など、準備作業がほとんどです。量産可能と判断後加工作業に入ります。加工終了品を全数検品後集荷します。外観不良の場合再生工程に入り、全数良品になるまで工程を繰り返します。30年以上この仕事を続けてきました。今、右手は腫れて痛みがあり不自由な状態です。右手を見つめて・・・(泣)




福井でのめがね生産量は激減しています。私の仕事はメタル(金属)フレームに表面処理加工を行っていますが、最近はプラスチックと組み合わせる部品の加工が増えています。手作業でのジグ付けが多く手間がかかります。完成品のめがね枠は海外からの輸入品を扱わないと
利益がでないと聞いていますし、ますます国内で作る事は難しくなっています。ネット通販でのめがね販売も頭打ちで、一円でも安いものしか売れなくなってきてうまみがなくなっていると聞き、価格が最大の付加価値と言われるのも頷けます。差別化差別化といいますが差別化が進むと同じ製品になるとも言います。情報の非対称化は価格のわからないものです。生き残る道はここあるかもしれません。




めがねの仕事が減っています。周りの事を聞くと昨年末から受注量が減少していると聞き及び、材料の動きも悪く数ヵ月後に影響を受けます。現状と今後の見通しを考えると厳しいものが有り、新規事業も人頼りですので、いまは待ちの状態が続いています。いくつもの案件が同時進行して、実を結ぶのもあと少しと期待しています。




長く使っていた遠近両用眼鏡を新しくしました。師匠の紹介で越前眼鏡の里の会長に面談して作りました。会長自ら丁寧な検眼をして頂き満足のいく眼鏡を作りました。検眼の機械ですぐに目の状態がわかるのですが、最後は感覚です。左右の見え方の微調整や人の手が必要です。目は脳に一番近い場所ですから適当では駄目ですね。職人技が必要です。出来上がりは一週間後、電磁界加工をしてから、装着します。海外出張に間に合いました。